HAT
2012年
「HAT」は親子連れで賑わう交通公園のゲート前、園内の軸線を正面に受けるようにして建つ小さな住宅です。駐車スペースをコンクリートスラブの下に潜り込ませ、中央に配した建物の両翼をオープンデッキとしました。1階は3つの窓を開け放てばデッキと公園と直接繋がる、まるで外のような場に。対照的に帽子のような大屋根を被った2階は、落着いた家族のためだけのスペース。四隅に配されたボックスも書斎、浴室、階段室など、コージーなスペースに当てられています。都市的なスケールとプライベートで親密なスケールを横断する、小さいながらもダイナミックで大きな空間体験を伴った住宅を目指しました。
掲載誌他
[新建築 住宅特集] 2013年06月号
[住まいの設計] 13年01/02月号
[CASA Brutus] 155号
All About 「for M」
DATA
所在地 / 東京都杉並区
規模構造 / 木造在来、一部鉄筋コンクリート造 地下1階地上2階
主要用途 / 住宅(夫婦+子供1人)
敷地面積 / 83.11㎡(25.18坪)
建築面積 / 32.49㎡(9.84坪)
延床面積 / 64.98㎡(19.69坪)
施工 / 本間建設
photo by 傍島 利浩