新建築住宅特集17年5月号

BUTTONS TO SHARE

COMMENT

ROROOF vol.1

「ROROOF」は目白に建つ9戸のコーポラティブハウスです。北側に広がる徳川ビレッジの豊かな緑と、南からのほとんど遮られることのない陽光が、この場所を特徴付けていました。私たちはこの外部環境との関係に加えて、積極的に内部に場と場の関係を発生させ、それらを同時に制御する建築的なルールを与えました。スケルトン空間は、折れ曲る襞状の壁により、開放的な場と閉鎖的な場が交互に現れることで出来ています。その壁が層ごとに反転し、全体では立体的な市松構造となる。上下左右に隣接する場が緩やかにつながりながら反転を繰り返す。もちろんそれだけでは建築にはなりません。しかし、そこを足がかりに人の住む場所を考えたら、きっとワクワクすることが起きる。それはコーポラティブハウスといった枠組みを越えた、建築の根っこの部分に触れる問題を含んでいると感じています。

掲載誌他
[GA JAPAN] 144号
[新建築] 17年2月号

BUTTONS TO SHARE

COMMENT

ROROOF vol.2

「ROROOF」は目白に建つ9戸のコーポラティブハウスです。北側に広がる徳川ビレッジの豊かな緑と、南からのほとんど遮られることのない陽光が、この場所を特徴付けていました。私たちはこの外部環境との関係に加えて、積極的に内部に場と場の関係を発生させ、それらを同時に制御する建築的なルールを与えました。スケルトン空間は、折れ曲る襞状の壁により、開放的な場と閉鎖的な場が交互に現れることで出来ています。その壁が層ごとに反転し、全体では立体的な市松構造となる。上下左右に隣接する場が緩やかにつながりながら反転を繰り返す。もちろんそれだけでは建築にはなりません。しかし、そこを足がかりに人の住む場所を考えたら、きっとワクワクすることが起きる。それはコーポラティブハウスといった枠組みを越えた、建築の根っこの部分に触れる問題を含んでいると感じています。

掲載誌他
[GA JAPAN] 144号
[新建築] 17年2月号

BUTTONS TO SHARE

COMMENT

m TERRACE

武蔵境の静かな住宅地の袋小路の先に、ひっそりと佇む木造2階建ての賃貸住宅。庭を住人が共有し、小さな菜園からはどろのまま室内へ入れるような広い土間空間を用意しました。切妻屋根に覆われた室内は、農家のように外部と緩やかにつながったおおらかな空間です。近くには武蔵野の保存林があり、人工的な郊外とは異なるルーラルな雰囲気が色濃く残るこの地域ならではの「場」が出来たと思っています。

掲載誌他
[Lives] 17年 vol.91
[新建築] 17年8月号

BUTTONS TO SHARE

COMMENT

giraffe

「奥渋」と称されるエリアに建つ小さなテナントビル。1階の階高を周囲の建物よりも高く持ち上げ、渋谷からつづく通りの雰囲気が室内へダイレクトに流れ込むように考えました。メゾネットの2,3階では、階段をあえて通り側に配置し、内部のアクティビティーが通りに表出することを意図しています。同じオーナーが所有する奥の建物を壁面緑化し、奥にも開いた「giraffe」は、都市部のテナントビルでは例外的に、光と風が抜ける開放的な建築になっています。

We raised the floor height on the first floor higher than the surrounding buildings so that it brings the street ambiance directly into the interior. The 2nd and 3rd floors were designed in a duplex style with stairs planned on the street side purposely. The idea was that the activities in the building would reflect and also connect with the movement of people both in the street and in the building.In addition, since the same client owned the property right behind the building, we had no problem making the green wall. This narrow building for rent, “the giraffe,” was designed to be considerably more open deeper in the back, which is an uncommon feature in an urban area such as Tokyo. As a consequence, natural light is allowed in and gentle breezes can flow through the building.

BUTTONS TO SHARE

COMMENT