「PIER」再訪

先週は久しぶりに、「PIER」におじゃましました。
マルニ木工のチェア(黄緑の座面はミナペルホネン)やソファが空間に合っていて、とても素敵!小物もマリメッコなど北欧のものでまとめられていて、センスよく暮らしていらっしゃいました。この空間の主役は身体が不自由なお嬢さまが、つかまり立ちやつたい歩きの練習をするための、カウンターを兼ねた収納棚。LDKの真ん中を横切るように配置にしたのは、つかまり立ちした時に家族の顔が見えるから。高さ95センチのカウンターは、アイロンをかけたり、軽くもたれかかって作業をするのにとても便利だそうです。夕景を見ながら、お酒を飲んだりするのも良さそうですね。お嬢さまのことがなければ、このデザインは生まれませんでした。あたらしい気づきを沢山頂いたように思います。いつもポジティブに私たちの提案を受け入れて頂いたクライアントご夫妻、そしていつも明るく出迎えてくれたお嬢さまに、あらためて感謝の気持ちで一杯です。〈YUK〉

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家具が主役「MR邸」引渡し


「MR邸」を引渡しました。マンションの一室をフルリノベーションした住宅の主役はこの家具です。身体が不自由なお嬢さんがつかまり立ち歩きの練習をするためのカウンターを兼ねた収納棚。この上でキーボードも演奏します。


カウンターが壁についていたのでは、せっかくつかまり立ち歩きの練習をしたり、キーボドを弾いていたりしていても彼女には壁しか見えません。家族も彼女の背中しか見えない。そこで、カウンターを収納棚にして、部屋を横切るように配置。LDとワークスペースや廊下を緩やかに仕切る役割ももたせています。これでお互いの顔を見ながら時間が過ごせる。そして夜には大人が夜景を見ながらお酒を楽しむバーカウンターに!私たちにしてはちょっと珍しいカラフルで楽しげなデザインにしているのは、この家具が家族の幸せな記憶とともに在って欲しいという思いから。完成した部屋を見てお嬢さんが一番喜んでくれたのがとても嬉しかったです!〈TAK〉

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