balco/HWFV
2013年10月17日|PICKUP|http://komada-archi.info/archives/1570
雑誌の取材で「balco」と「HOUSE WITH FOUR VOIDS」へ行って来ました。
5ヶ月ぶりの「balco」、階段上の緑が育ってイイ感じになっています。
「30代の家づくり」というテーマーで、Kさんご夫妻のインタビュー。
良い雰囲気だったので、ついシャッターを切ってしまいました。
Kさんご夫妻の「家づくり」話は、肩に力が入っていなくて、それはそのまま空間の質にも出ています。何でも造り込みすぎない。建築を使う側に、どこか受け身の態度が残っている感じ。建築にも人にも懐の深さがあってこそ、発見性のある関係が生まれるんじゃないかと。
翌日訪れた「HOUSE WITH FOUR VOIDS」。築10年前後を経た住宅10数軒の今と、ここまでの変化の様相を描き出そうという、某建築専門誌の企画の取材です。
「何が変わったのか?」の質問に、開口一番「なにしろ家族のコミュニケーションが非常によろしい家で、特に変わったことは何もない」と親世帯の(この家は2世帯住宅)お父さんが仰った時には、「ああ、これで取材は終わってもいいな」と思ってしまいました(笑)。色んなことが変わっているのに、実感として「変わっていない」と当の本人が思えるのは、K邸で感じた建築と人の柔らかい関係が、ここでも成立しているってことじゃないでしょうか。
1階の親世帯と2階の子世帯を繋げている、サンルームです。クンシランにとって大変好ましい環境であるらしく、一株からここまで増えたそうです。
お昼に美味しいカレーも頂き、皆さんと楽しい時間を過ごさせてもらいました。
大変名残惜しかったのですが、次回はアルコール入りでという約束をしてお宅を後に。
この2つの取材で、建築と人の良い関係は建築だけでは作れないものだなあと、改めて教えてもらった気がします。
どちらの記事も発売になりましたらお知らせしますので、乞うご期待。〈TAK〉
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balco 竣工しました
2013年04月13日|BLOG|http://komada-archi.info/archives/1221
先週、「balco」が無事竣工しました。
施工者の皆様には、この場を借りて深く御礼申し上げます。とりわけ、山庄建設の現場監督である岡本さん、ありがとうございました。岡本さんの頑張り無しに、この建物は今の姿にはならなかったと、確信しております。
そして、建主である建設組合の皆様。長い間お世話になりました。これからは、皆さんに「balco」を育てて頂かなくてはなりません。もちろん私たちも協力します。街の僅かな隙間に、緑豊かなオアシスを作って下さい。いつかお隣の庭にも、建物が建つと思います。いまのように、日差しも入らず、新宿の夜景も楽しめなくなるかもしれません。でも、「balco」には、その時のための、大きな窓と縁側のようなバルコニー、そして緑のスロープと蔓の絡まるスクリーンを用意しました。街の僅かな隙間が、豊かな生活を支え、街に潤いをはこぶ。都心に住むということの、一つの形を皆さんと一緒に示して行けたらと思っています。
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