121128 KN邸外壁色打合せ

KN邸外壁の色打合せです。墨色でテクスチャー感のある左官仕上げを想定してサンプルを用意していたのですが、、、、。近隣建物の様子と、どこか「ゴロン」とした抽象的でマッシブな形を見ているうちに全く別の色とテクスチャーのイメージが思い浮かびました。模型で確認して「これで良い」と思っていた色や形が、現場で見ると「ちょっと違うなあ」となることは間々あります。当たり前のことですが、どんな大きな模型でスタディーをしても、現場の方が周辺環境も含めた情報量が圧倒的に多い。現場ではその情報を吟味して、予断無くデザインの再構成へ向けて行くことが肝要なのですね。加えて、再構成の判断はそこに居る短い時間で行わなければなりません。何ヶ月もかけてここまで積上げて来たものが、ガラリとひっくり返る。そこもデザインの面白いところです。
下の写真の通り内部はまだこんな様子。ここでも、「これで良い」が「ちょっと違うなあ」になりそうな予感。現場がもう少し進んだら、今日のようにまた楽しみながら悩みたいと思います。〈TAK〉

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