GA HOUSES 99

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篠崎の家

江戸川区に建つ3世代6人家族のためのオフィス併用住宅です。年齢や生活スタイルに幅のある家族の生活を支えるために、家を小さな「街」のように造りました。回転窓が開けられた壁は、建物の中にもう一つ外壁があるようで、個室からその窓を通して見るLDKや階段室、廊下の吹抜けはまるで外部のように感じられます。この外部のような内部が、無味乾燥とした外部環境と室内をスムースに繋げる役割を果たしながら、複雑な住空間の一体性を支えています。

掲載誌他
[最高の間取りをつくる本]
[マイホームプラス] 07年vol.09
[GA HOUSES] 99号

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森の家

自律的な建物(森に「勝つ」建築)でもなく、他律的な建物(森に「負ける」建築)でもない、樹木の疎らな所に新しい木を植樹する様にボリュームを配置して出来 た建物です。建物を構成する個々のボリュームが全て正方形平面で、大きさや高さ、屋根勾配の向きを変えてあるのも、森を構成する樹木の在り方を別の形で 反復したかったからで、それによって生まれる内部空間も、森の中で展開するシークエンスと相似の性質を持つのではないかと考えています。

掲載誌他
[新建築 住宅特集] 2007年10月号

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GA HOUSES 96

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ホープヒル

横浜市旭区に建つ一棟貸し賃貸住宅のリノベーションです。築30年鉄骨3階建ての建物を、ほぼ外壁と骨組みだけを残して内部を全く新しく造り替えました。既存建物の内部を「立体的な敷地」と捉え、そこに構造用合板のボックスを「新築」するという考え方で、建物の中にさらに建物を造ったような作りになっています。既存建物と新たな建物との間に生まれた隙間は、LDKやファインフロアーの廊下、大きなロフトなどの共用部分で、内部化された「庭」のような場所になっています。

掲載誌他
[Casa BRUTUS] 21世紀・日本の名作住宅vol.1
[朝日新聞] 2007年10月30日 朝刊
[CASA BRUTUS] 2007年vol.87号

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